イエメンやインドでは、法律で禁じられているものの、10歳にも満たない少女たちが結婚させられている。低年齢で出産し、教育の機会を奪われる彼女たちを取り巻く現実とは?

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特集ダイジェスト

イエメンやインドでは、法律で禁じられているものの、10歳にも満たない少女たちが結婚させられている。低年齢で出産し、教育の機会を奪われる彼女たちを取り巻く現実とは?

 イエメンやインド、ネパールなどでは、10歳にも満たない幼き少女たちが花嫁となり、子供を産み育てる現実がある。多くの場合、年少者との結婚は違法とされているものの、地方の共同体では現在も行われている。

 インド・ラージャスターン州で行われた、5歳の幼女と10歳の少年の結婚式に立ち会い、イエメンの首都で10歳の時に虐待的な夫と離婚した少女から話を聞いた。

 幼き少女たちが結婚するのはなぜか? 伝統の陰に隠された児童婚の現実に迫る。

編集者から

 この特集に登場するイエメンの少女ノジュオドは、世界最年少で離婚裁判に勝訴した後、ライス元国務長官や女優のニコール・キッドマンらと共に、米国の「ウーマン・オブ・ザ・イヤー2008」に選出されています。また、2009年には「世界女性賞」(代表・ゴルバチョフ元ソ連最高指導者)の「希望賞」が授与されたとのこと。理不尽な慣習に一石を投じることの大変さ・重大さが分かりますね。よくよく考えると、恋愛結婚が主流になったのは日本でも最近のこと。「私たちは殿方に選ばれるのではなく、私たちが殿方を選ぶのです」という名ゼリフを残したある少女マンガは、大正時代が舞台でした。近い将来、イエメンでも、そんな自立した女の子が当たり前にいる環境になるといいですね。(編集H.O)

参考資料:『わたしはノジュオド、10歳で離婚』
ノジュオド・アリ/デルフィヌ・ミユイ著 河出書房新社
本編に出てくるノジュオドの本。生い立ちから離婚を勝ち取るまでの実話が綴られており、2009年にフランスで発表されるとたちまちベストセラーになりました。実際には、共著となっているジャーナリストのミユイが書いていますが、自伝の形をとり、ノジュオドの視点に立って、わかりやすい言葉で記されています。印税はすべてノジュオドに譲られ、弁護士になりたいという彼女の夢を実現させるために役立っているとのことです。

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