特別番外編  「しんかい6500」、震源域に潜る

その1  ワタクシの中に「断固たる決意」ができたのです

8月、高井さんは「しんかい6500」で東日本大震災の震源域を調査してこられました。今回から数回にわたって、特別番外編としてそのレポートをお届けします。微生物学者なのにどうして震源域へ?と思われるかもしれません。そのココロは、ぜひ本文をお読みください(編集部)

「しんかい6500」潜航調査が終了した直後のワタクシ。服を脱ぐ間も惜しいほどのニコチン禁断症状が観察されております。
(撮影:海洋研究開発機構 野牧秀隆博士)

2011年7月30日から8月14日までJAMSTECの研究調査船「よこすか」と有人潜水船「しんかい6500」は、3月11日以降に我が国に甚大な被害をもたらした東北地方太平洋沖地震の震源域に、初めて調査潜航を行いました。

JAMSTECでは、地震発生後から、震源域である日本海溝の海底下、海底、そして海水中に、「一体どのような環境変動があったのか、そしてその生態系にどんな影響があったのか」を調べるために、「海洋への放射性物質の拡散モニタリング」調査と並行して、海上の調査船で可能な限りの海底下・海底物理探査、海水の化学組成・微生物群集組成調査、海底の曳航カメラ調査を行ってきました。

そして「これはもう直接海底に潜航して調べるべし」というところまで調査が進んだ時、いろんな条件で唯一利用可能だった「しんかい6500」を調査に投入!となりました。

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