「不沈船」と呼ばれた豪華客船タイタニックが、大西洋に沈んでから100年。最新技術によって、沈没現場の全貌と、船の壮絶な最期が浮かび上がってきた。

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タイタニック 沈没の真実

「不沈船」と呼ばれた豪華客船タイタニックが、大西洋に沈んでから100年。最新技術によって、沈没現場の全貌と、船の壮絶な最期が浮かび上がってきた。

文=ハンプトン・サイズ

 1912年4月15日午前2時20分に沈没して以来、大西洋の深海底にひっそりと横たわるタイタニックの残骸。ナショナル ジオグラフィック協会付き研究者のロバート・バラードが1985年に発見して以来、さまざまな潜水艇が何度となくこの難破船を探査してきた。だが、これまでは船体の部分部分を撮影できただけで、あちこちに散らばった残骸の位置関係はよくわからなかった。

 しかし、2010年8月から9月にRMSタイタニック社などが最新鋭の無人探査機3台を投入した調査で、初めて沈没現場の全体像をとらえた。さらに、映画『タイタニック』のジェームズ・キャメロン監督のチームは、独自の探査で船内を詳しく撮影することができた。

 キャメロンは専門家チームと議論の末に、タイタニックが氷山と接触してから深海底に激突するまでの一部始終を再現。豪華客船の断末魔のすさまじい“苦悶”を明らかにした。「タイタニックのこんな無残な姿は見たくありませんでした」とキャメロンは話す。

編集者から

 今回のタイタニック特集は豪華4本立て。まず本編では、沈没の一部始終と難破船の全貌を初公開。続いて、15年以上前から探査を続けるキャメロン監督が、深さ4000メートルの海底に沈むタイタニックの船内の様子を克明に語ります。3本目は日本版オリジナルの記事で、沈没事故の日本人唯一の生存者が書いた手記の内容を日本版編集長が解説。最後に、特製ロングポスターでタイタニックの最期と沈没現場を詳しく図解します。タイタニックに興味がなくても、思わず引き込まれる内容です。(編集T.F)

参考資料
1998年3月号「タイタニックの悲劇」
1998年8月号「初公開、立体でよみがえるタイタニック」
2004年12月号「深海底で崩れゆくタイタニック」

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