第5話  地球微生物学よこんにちは

その1  「ちきゅう」に紛れ込んだワタクシ

前回まで: JAMSTEC研究員になってわずか1年で「しんかい2000」の潜航調査や、論文執筆をどしどしこなした高井さん。でも戸惑っていた。次、どうする?――の話の前に、第5話のマクラは現在進行中の「3・11震源域の掘削調査に、なぜ微生物学者の高井研が紛れ込んでいるのか」です。どうぞ。


掘削調査航海に出航する前の地球深部探査船「ちきゅう」
(提供:JAMSTEC/IODP)

もちろん今回のタイトルも相変わらず適当なパクリ仕様で申し訳ないのですが、フランソワーズ・サガンの小説「悲しみよこんにちは」から寸借しました。決して、元祖不思議ちゃん系アイドル斉藤由貴のシングル曲からの着想ではない(キリッ)、と力強く宣言しても、もしかして「誰それ?何それ?」と言う若い人が大半だったりして。

逆に「あー、あった、あった、そんな曲」という読者が多い場合、この連載企画の「若い人にぜひ読んで欲しい」という儚い夢はもはや完全に崩壊したことになるでしょう。そんなことは知らない方が幸せです。みなさん知らないふりをしておいてください。

さて、今話がウェブに掲載される頃、ワタクシは「巨大屋形船」とも言われる「地球深部掘削船ちきゅう」に乗り込み、「統合国際深海掘削計画(IODP)第343次研究航海東北地方太平洋沖地震調査掘削」(漢字だらけの水泳大会、もとい正式名称ですみません)の特殊工作員として活動しているはずです。

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