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世界の百年

- JULY 2012 -

のろしを上げる先住民

 1909年、『The Vanishing Race(消えゆく民族)』という本の取材に協力して、モンタナ州の丘でのろしを上げる米国先住民。写真の人物の部族はわからない。のろしは迅速に合図を送れるため、西部の大平原に暮らす先住民の大半が使っていた。


 本の著者である民族学者ジョセフ・K・ディクソンは、当時のタフト大統領の命を受け、米国先住民の消えゆく伝統を記録した。しかし彼は、単なる観察者にはとどまらなかった。ディクソンの著書の謝辞によれば、彼はその後も4万2千キロに及ぶ調査旅行を続けて189部族を取材。その際にモホーク族オオカミ氏族の養子となり、「カラコンティ(飛ぶ太陽の意)」という名を授けられたという。

文=ジョナ・リゾ


写真=Joseph K. Dixon, National Geographic Stock

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